雪舟とダ・ヴィンチ [ 両者が旅の果てに語り明かしたもの ]
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レオナルド・ダ・ヴィンチ Leonardo da Vinci 1452〜1519年67才で没 (イタリアのルネサンス期)
年表から、雪舟32才にダヴィンチは生まれている。
しかし、雪舟の絵筆が完成するのは、中国地方の現在の山口県を治めていた大内氏の庇護となり、1468年雪舟48才で中国・明へ約2年間渡航してからの1470年頃となる。
それは、ダヴィンチが14〜16才でフィレンツェに移り、1472年にフィレンツェで画家組合(サン・ルーカ同心会)に登録された頃になる。
従って、年代的に海を隔てた日本とイタリアで、おおよそ同時代から描き始めたと云える。
両者の画歴は・・・・
雪舟の画歴1506年-1470年=36年。ダヴィンチの画歴1519年-1472年=47年
雪舟は自然との共生の目で描き、仕上げの最後の筆は、一番濃い墨で飛びはねる様に自然を押さえ込み、踊る様な力強い視覚リズムで、画面全体から軽やかな音色を奏でさせている。
ダヴィンチは、解剖、天文、地理、機械工学、自然科学等の、科学の目で、スケッチ21,000点5,000ページに及ぶ見果てぬ想像の中で時代を通り抜けた。
幾百年後・・・
東京国立博物館「モナリザ展」1974年(昭和49)4月20日〜6月10日
2002年フランス・パリ画廊ギャルリー・グランパリの「雪舟没後500年特別記念パリ展・書画掛軸の美」
などに見られる様に・・・・
東京やパリの街角で幾度も出会い、共生と科学の目で語り明かしたに違いない。
そう、両者は審美の中でつながっていた・・・・・・
そして現在、我々は審美の共生と科学の目で、即未来の答えを求められている。
余談だが・・・・
(小生2002年、上記の四季花鳥図屏風・六曲一双(左隻)をスキャナーで取り込み、原寸でインクジェットプリンターで刷り和室の襖に再現、鑑賞した)
(さすが画聖・・・見事な空間と成り、家内と一服茶をすすった・・・)
アホやねんなあ〜やる事が・・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/雪舟
http://images.google.com/images?client=safari&rls=ja-jp&q=雪舟&oe=UTF-8&um=1&ie=UTF-8&ei=2YCwSafYCca-kAXCorS0BA&sa=X&oi=image_result_group&resnum=4&ct=title
http://ja.wikipedia.org/wiki/レオナルド・ダ・ヴィンチ
http://images.google.com/images?client=safari&rls=ja-jp&q=Leonardo+da+Vinci&oe=UTF-8&um=1&ie=UTF-8&ei=IYKwSfuaG4bRkAW9y_XPBA&sa=X&oi=image_result_group&resnum=5&ct=title