ぶらり京都-89 [16世桜守・藤右衛門]
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それは京都は嵯峨野、広沢池のそばにある造園業「植藤」の当主が代々襲名する庭師の名跡。
桜の咲く頃、庭は人々に無料で一般開放される。
で、その創業1832年(天保3年) の「植藤」に桜の心を訪ねてみる・・・
株式会社「植藤造園」|京都・嵯峨野|Googleマップ
(2015年4月9日撮影)
「佐野 藤右衛門」(さの とうえもん)
佐野 藤右衛門は庭師の名跡。京都・嵯峨野にある造園業「植藤」の当主が襲名する。藤右衛門は、天保3年(1832年)より代々、仁和寺御室御所の造園を担ってきた。
当代の第16代 佐野藤右衛門(1928年:昭和3年〜 )は、日本の造園家、作庭家。祖父である第14代藤右衛門が始めた日本全国のサクラの保存活動を継承し、「桜守」としても知られる。京都府立農林学校卒業。造園業「株式会社植藤造園」の会長。桂離宮、修学院離宮の整備を手がける。パリ・ユネスコ本部の日本庭園をイサム・ノグチに協力して造る。1997年(平成9年)、ユネスコからピカソ・メダルを授与された。1999年(平成11年)には、勲五等双光旭日章を受章。2005年(平成17年)には、京都迎賓館の庭園を棟梁として造成・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/佐野藤右衛門
「桜守のはなし」 佐野 藤右衛門 (著) 単行本 ¥1,620-
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062175193/ref=nosim?tag=maftracking61487-22&linkCode=ure&creative=6339
彼は旅番組でこう語っていた・・・・
「桜と桜守の話しやけど、皆さんは桜が咲くと1年の始まりやと思ってはんのだっしゃろ?」
「そうとはちゃいまんねん、桜は花が咲いて1年が終わりどすわ~」
「桜は葉が出て1年が始まり、ほんで、最後に花を咲かす...」
「ま~、1年分の結果で桜にとって花は集大成ちゅう事どすな〜・・・」
「桜は、大島桜、山桜、彼岸桜の交配でいろんな品種が出来たんやけど・・・」
「花弁の廻りに雄しべがいて、その中に雌しべがいる...」
「ま〜雄しべが雌しべを守っているのが自然の形やねん...」
「しゃけんどな〜最近の男、桜の雌しべ見たいに、女守るほど元気無いな〜」
「この先大丈夫かいな〜 !!」
当第一の庭師が観る自然の営み、昨今人間社会はどうも崩れかけているらしい・・・
(以下・参考サイト)
株式会社「植藤造園」
15代藤右衛門が育てた京都円山公園の枝垂桜は祇園の夜桜として親しまれている。また、造園工事についても多くの作品を手掛けて、海外においても施工している。故イサム・ノグチ氏デザインの、パリにあるユネスコ日本庭園は16代藤右衛門(当代)の施工によるものである。
創業天保3年、代々御室御所に仕え、植木職人として御室仁和寺の造園工事に携わり、
家業の植木屋を継承し、明治より造園業を営み14代目より滅び行く桜を憂い、
日本各地の名桜の保存に努め、現在約200種を保存している。
また、各国で桜の育成に努め、造園工事についても積極的に施工し、多くの作品を手掛け、造園工事設計・施工並びに造園材料の販路は遠くヨーロッパ、アメリカ各地に及び、海外各地の要望に応ずる為、それらの施設を拡充、現在に及んでいる・・・
植藤造園|オフィシャルサイト
http://www.uetoh.co.jp/index.htm
サクラ(桜)は、バラ科モモ亜科スモモ属 (Prunus, Cerasus) の落葉樹の総称。 サクラ の原産地はヒマラヤ近郊と考えられており、現在、ヨーロッパ・西シベリア・日本・中国・ 米国・カナダなど、主に北半球の温帯に、広範囲に分布して...
http://ja.wikipedia.org/wiki/サクラ
http://ja.wikipedia.org/wiki/サクラの一覧
桜情報 - 日本気象協会
http://www.tenki.jp/sakura/
桜の種類|暮らし歳時記 - 日々是活き生き 暮らし歳時記
http://www.i-nekko.jp/nenchugyoji/ohanami/sakura/
http://www.i-nekko.jp/kurashi/2015-032310.html
佐野藤右衛門邸の桜、2015年。 - 京都旅行のオススメ
http://kyototravelnoosusume.hatenablog.com/entry/sanotouemonteisakura2015
京都の桜守 佐野藤右衛門さん邸の桜: 京都を歩くアルバム
http://kyoto-albumwalking2.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-e4e2.html
http://www.syasin.biz/page/satosakura/
http://blogs.yahoo.co.jp/haru_sa03/9019755.html
http://gajetdaisuke.com/archives/12411_181238.php
『桜のいのち庭のこころ』(佐野藤右衛門 草思社)
http://ameblo.jp/ido-s/entry-12001210694.html
「桜の花は、桜の木にとって一年の最後の集大成! 1年のすべてがこの花に出るんや。花が終わってまた新たに1年が始まる」とは16代藤右衛門氏のお言葉。
http://www.zenbunka.or.jp/zenken/archives/2009/04/post_573.html
桜守のはなし
http://www.honzuki.jp/book/225744/review/135875/
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