ぶらり京都-72 [高雄のもみじ・高尾山 神護寺]
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清滝川の深い清流に架かる橋を渡り、高雄の峯に足を踏み入れば、
それは深い山間に、鮮明で染み入るような透明度を放つ、そこは「高尾山 神護寺」・・・
高尾山 神護寺|高雄・槇尾・栂尾|Googleマップ
(2014年11月11日撮影)
高雄山「神護寺」(じんごじ)
神護寺(じんごじ)は、山号を高雄山と号する。本尊は薬師如来、開基は和気清麻呂。
京都市街の北西、愛宕山(924メートル)山系の高雄山の中腹に位置する山岳寺院で、紅葉の名所として知られる。
清滝川に架かる高雄橋から長い参道を歩いた先の山中に金堂、多宝塔、大師堂などの堂宇が建つ。神護寺は空海が東寺や高野山の経営に当たる前に一時住した寺であり、最澄もここで法華経の講義をしたことがあるなど、日本仏教史上重要な寺院である・・・
神護寺は、いずれも和気氏の私寺であったと思われる「神願寺」と「高雄山寺」という2つの寺院が天長元年(824年)に事実上合併してできた寺である。2つの前身寺院のうち、神願寺は、和気清麻呂(733 - 799)により8世紀の末頃に建てられた寺であるが、その所在地については河内説、山背説など諸説あり、いずれも決め手を欠いている・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/神護寺
遺迹本山|高雄山神護寺|オフィシャルサイト
http://www.jingoji.or.jp/
神護寺三像 (じんごじさんぞう)・・・
神護寺所蔵の掛け軸の肖像画、国宝「源頼朝像」「平重盛像」「藤原光能像」は、縦143cm x 横112.8cm程。当時は似絵(にせえ)と呼ばれ、1200年前後の藤原隆信の作とされ、現在は頼朝像、重盛像は京都国立博物館に、光能像は東京国立博物館にそれぞれ寄託されている・・・
↑(伝源頼朝像)
しかし、日本人であれば特に「源頼朝像」など、誰もが歴史の教科書で目にしたことのあるこの神護寺三像は、1995年に頼朝像は足利直義、重盛像は足利尊氏、光能像は足利義詮の肖像画であるとする新説が発表され、以後、像主・成立時期などをめぐって現在も論争が続いている・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/神護寺三像
「紅葉狩り」・・・
平安時代の宮廷人から始まったとされる「紅葉狩り」は、奈良時代の「万葉集」より平安時代の「古今和歌集」になると紅葉を詠んだ歌は多くなり、この頃から日本人の美意識は大きく変わり、時に歌や詩を詠み、吟じ、書をしたため、絵筆をとり、音を奏で舞う・・・
そして、日本人の感性は広く、深く、繊細に進化し「和歌」や能の一曲の「紅葉狩」に、数々の日本画や江戸の浮世絵、広重の「真間の紅葉手古那の社継はし」に、或は又子供達の口ずさむ唱歌などへと進化する・・・
街を行く現代人も、もともと自然の中で生きて来たはずの人間が、人工と云うくくりをつくり今を生きても、色ずく木々に目を止めたその時一瞬に元来の自然と云う生き物の姿に帰っているのかも知れない・・・
日本人が持つ感性の美意識「紅葉狩り」
http://ja.wikipedia.org/wiki/紅葉
「奥山に 紅葉(もみぢ)踏みわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき」
猿丸太夫:さるまるだゆう(生没年不詳)(古今和歌集:秋上・215)
(奥深い山に散り敷いた紅葉を踏み分けて鳴いている鹿の声を聞く時、とりわけ秋の悲しさを感じるなあ〜)
(以下・参考サイト)
http://ja.wikipedia.org/wiki/神護寺
遺迹本山|高雄山神護寺|オフィシャルサイト
http://www.jingoji.or.jp/
高雄の主な観光スポットのご紹介
高雄観光スポット|京都・高雄 もみじ(紅葉)の名所|高雄保勝会
http://www.kyo-takao.com/spot/index.html
神護寺三像(じんごじさんぞう)
http://ja.wikipedia.org/wiki/神護寺三像
http://ja.wikipedia.org/wiki/藤原隆信
http://canon.jp/tsuzuri/story/article_07.html
http://www.kyuhaku.jp/mailma/mailma_110715-002.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/紅葉
http://ja.wikipedia.org/wiki/紅葉狩_(能)
http://ja.wikipedia.org/wiki/万葉集
http://ja.wikipedia.org/wiki/古今和歌集
http://ja.wikipedia.org/wiki/新古今和歌集
真間の紅葉手古那の社継はし(名所江戸百景):歌川広重
https://free-art.jp/albums/Details/10155/output/full.html
http://izucul.cocolog-nifty.com/balance/2010/11/index.html
奥山に 紅葉(もみぢ)踏みわけ 鳴く鹿の ・・・
https://www.shigureden.or.jp/about/database_03.html?id=5
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