大阪・服部緑地の「椿」・・・
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椿 (海柘榴) は・・・
「はき掃除 してから落ちる 椿かな」・・・と云われる様に、
花びらだけがはらはらと散ることはなく、花全体が地面にポトリと音を立てて落ちる「落ち椿」としての趣をもつ。でも、人の首が落ちるようだと云われ、神仏や病人の見舞いにはさけられているが、
文字的には・・・木 + 春 = 椿と書かれ、殺伐とした冬の木立の風景に鮮やかな春の色を開花させる・・・
服部緑地植物園「椿山」|大阪|Googleマップ
(2015年2月25日撮影)
服部緑地(はっとりりょくち)
服部緑地都市緑化植物園「椿山」
大阪府豊中市服部緑地に位置する緑地。正式名称は「大阪府営服部緑地」で、財団法人大阪府公園協会が管理を行っている。面積は約126.3ヘクタールで、甲子園球場33個分(東京ドームなら27個分)という広大な敷地を有する。
緑地内には緑豊かな自然のほか、「山ヶ池」など10以上の池や遊具が点在しており、春から秋にかけては花見などの行楽客で賑わう。
園内のほぼ全域が風致地区に指定されており、日本の都市公園100選や日本の歴史公園100選にも選出されている・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/服部緑地
服部緑地|オフィシャルサイト
http://hattori.osaka-park.or.jp/
服部緑地都市緑化植物園
http://hattori.osaka-park.or.jp/guide/facility/botanical/
服部緑地都市緑化植物園の「椿山」は1983年(昭和59年)に作られ、現在約450品種余り、約1,300本程の椿が植えられ、関西の椿の名所になっている・・・
ツバキ(椿、海柘榴)
ヤブツバキ(藪椿、学名: Camellia japonica)
ツバキ科ツバキ属の常緑樹。照葉樹林の代表的な樹木。日本内外で近縁のユキツバキから作り出された数々の園芸品種、ワビスケ、中国・ベトナム産の原種や園芸品種などを総称的に「椿」と呼ぶが、同じツバキ属であってもサザンカを椿と呼ぶことはあまりない・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/ツバキ
ツバキ属(学名: Camellia)は、ツバキ科の1属である。日本・中国を含む東アジアから東南アジア、ヒマラヤにかけて分布する。およそ250種が知られ、ツバキ科ではいちばん大きな属である。
属名の由来は、モラヴィアのイエズス会宣教師で植物学者のゲオルク・ヨーゼフ・カメル(1660 - 1706) の名前から。1704年に『ルソン植物誌』を上梓している。常緑樹で、低木が多いが、一部高木もある。幹は直立するものと、根本からよく分枝するものがある。葉は単葉で鋸歯があり、革質であつく光沢がある。「つばき」の語源は、厚葉木(あつばき)または艶葉木(つやばき)といわれている ・・・
ツバキ科の学名は Theaceae で、これはチャ属 (Thea) に由来するが、APG植物分類体系ではチャ属はツバキ属に編入されて廃止になっており、ツバキ属がツバキ科の代表属になっている・・・
日本において、ツバキはかなり古い時代から庭木として利用され、江戸時代には多くの品種が作出された。また、18世紀には欧米に渡り、「西洋椿」と呼ばれる豪華な花姿の品種が多く作出された。
ツバキのタネから採集される椿油は、化粧品や食用に利用されている。また、茶は、日本の緑茶や中国の各種のお茶、西洋の紅茶など、チャはコーヒーと並び世界で最も重要な清涼飲料の1つになっている ・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/ツバキ属
昨今、椿は新しい品種が次々と生み出され2,000品種以上あるとされる。椿の代名詞の「藪椿」は、日本原産で台湾や朝鮮半島南部、中国やベトナム、南西諸島などにも自生し、「万葉集」の頃からよく知られている。冬にでも常緑で日陰でも花、特に赤い花を咲かせる。近世に茶席の茶花として好まれ「茶花の女王」の異名を持ち、江戸時代には江戸の将軍や肥後、加賀などの大名、京都の公家などに広まり・・・
「千代紙 大椿(みなとや版)」→
竹久夢二/大正から昭和初期
京都国立近代美術館(川西英コレクション)蔵
←「椿姫 」"Poster for La Dame aux Camélias"
1896年|208×74.5cm | リトグラフ | 所蔵先複数
アルフォンス・ミュシャ/Alfons Maria Mucha
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18世紀にイエズス会のゲオルク・ヨーゼフ・カメルの手によってフィリピンの椿の種が海を渡り、遥かヨーロッパにもたらされ西洋人を魅了し西欧各地に広く分布する。
そして19世紀、パリが繁栄した華やかなベル・エポック(Belle Époque)の時代・・・
1848年、24歳のアレクサンドル・デュマ・フィス(デュマの子)は彼自身の自伝として、愛した女性と結ばれる事の無い、はかない恋の思い出を小説「椿姫」として書き上げて出版する。そして1852年、ジュゼッペ・ヴェルディはパリに滞在しそのデュマ・フィスの戯曲版「椿姫」の上演を見て感激、ヴェネツィアのフェニーチェ劇場のために、翌1853年初めに発表したオペラ "La Dame aux camelias (椿の花の貴婦人) " は「椿姫」として、オペラ劇場の中でも最も上演回数が多い作品の一つに数えられる・・・
高級娼婦で、商売の時は白い椿を身に付け、だめな時は赤の椿を身に飾り、椿を好んだことから、人々に「椿姫」と呼ばれるようになった実在の人物、マルグリット・ゴーティエと好青年アルマン・デュヴァルとの恋は、結核で23歳の若さで世を去ったマルグリットとの悲恋の物語であり、そのマルグリットを演じた当第一の舞台女優サラ・ベルナールをアール・ヌーヴォー様式の当時最も著名な画家となったアルフォンス・ミュシャが白い椿の花と共にポスターに描いている・・・
そんな椿は多くの人々に愛され、特に「藪椿」は日本の庶民の芸術として、
大正ロマンの竹久夢二の木版画「千代紙 大椿」に色濃く刻まれ、
今も鮮やかに日本的な光りを放っている・・・
手拭い、浴衣、ぽち袋や千代紙、便箋に封筒などを販売、現代でも使われている・・・
そして椿は「椿の花の貴婦人」と云われる様にその感性で、
冬の枯れ野に鮮やかな色の装いを魅せ「落ち椿」の風情を残し春の到来をつげる・・・
(以下・参考サイト)
服部緑地・都市緑化植物園のツバキ園
http://hananomeisyo.sakura.ne.jp/hattori-tubaki.htm
ツバキ いろいろ : 服部緑地 都市緑化植物園 - 和みの庭
http://www.nagominoniwa.net/sakuin/tsubaki16.html
服部緑地 :: 都市緑化植物園
http://hattori.osaka-park.or.jp/guide/facility/botanical/
服部緑地|オフィシャルサイト
http://hattori.osaka-park.or.jp/
服部緑地都市緑化植物園
http://hattori.osaka-park.or.jp/guide/facility/botanical/
服部緑地 :: 園内マップ・各エリア紹介
http://hattori.osaka-park.or.jp/guide/facility/botanical/map_area/
ゲオルク・ヨーゼフ・カメル(Georg Joseph Kamel、1661年4月21日 – 1706年5月2日)
現在のチェコ、当時ボヘミア王国のブルノ生まれの、宣教師、植物学者。 フィリピンの植物の情報をヨーロッパにもたらした・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/ゲオルク・ヨーゼフ・カメル
アレクサンドル・デュマ・フィス
(Alexandre Dumas fils:1824年〜1895年)
フランスの劇作家、小説家。父(大デュマ)と区別するために「小デュマ」、またはフィス(息子)を付けて呼ばれる。同名の父アレクサンドル・デュマと縫製工の母マリー・カテリーヌ・バベの私生児として生まれた。1831年に認知され、子供と引き離された母の苦悩や、青春期に受けた周囲からの偏見は、彼のその後の作風に大きく影響している。若い頃は父親の金で遊び呆け、1844年暮れ、20歳の時に7人もの大金持ちのパトロンを持つ高級娼婦マリー・デュプレシと出会い、恋に落ちた。マリーは間もなく病死するが、1848年2月、24歳の時に彼女との思い出を小説『椿姫』として書き上げて出版し代表作となった・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/アレクサンドル・デュマ・フィス
マリー・デュプレシ(仏: Marie Duplessis)
本名:アルフォンシーヌ・プレシ
(仏: Rose Alphonsine Plessis:1824年〜1847年)
1824年1月15日 - 1847年2月3日)は、1840年代のフランス・パリのドゥミ・モンド(裏社交界)の花形であった女性。アレクサンドル・デュマ・フィスの小説『椿姫』のヒロインのモデルとして知られる。
ノルマンディーの行商人の娘として生まれ、不幸な少女時代を過ごしたという。パリの裏社交界では、その身分にそぐわぬ気品ある美貌と、読書を好み美しい言葉を話す知性と教養ある女性として、たちまち花形に上り詰める。アレクサンドル・デュマ・フィス、フランツ・リストの他、多くの知識階級や上流の男性達と浮き名を流す。が、肺結核に冒され、23歳の若さで世を去った。
http://ja.wikipedia.org/wiki/マリー・デュプレシ
ジュゼッペ・フォルトゥニーノ・フランチェスコ・ヴェルディ(Giuseppe Fortunino Francesco Verdi、1813年10月10日 - 1901年1月27日)は、19世紀を代表する イタリアのロマン派音楽の作曲家・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/ジュゼッペ・ヴェルディ
アルフォンス・マリア・ミュシャ(Alfons Maria Mucha, アルフォンス・マリア・ムハ、1860 年7月24日 - 1939年7月14日)は、アール・ヌーヴォーを代表するグラフィックデザイナー・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/アルフォンス・ミュシャ
アレクサンドル・デュマ(仏: Alexandre Dumas, 1802年7月24日 - 1870年12月5日)は、フランスの小説家。『椿姫』を著した同名の息子と区別するために、「父」を意味する père を付して大デュマ(Dumas, père)とも呼ばれる・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/アレクサンドル・デュマ・ペール
椿姫 (Poster for La Dame aux Camélias)
アール・ヌーヴォー様式の最も著名な画家(作家)アルフォンス・ミュシャ初期の代表的なポスター作品『椿姫』。本作は19世紀フランスを代表する劇作家兼小説家アレクサンドル・デュマ・フィス(子)の最も著名な小説で、自らが戯曲化した≪椿姫≫のポスター作品である・・・
http://www.salvastyle.com/menu_symbolism/mucha_camelias.html
『椿姫』(つばきひめ)は、ジュゼッペ・ヴェルディが1853年に発表したオペラである。原題は『堕落した女(直訳は「道を踏み外した女」)』を意味するLa traviata(ラ・トラヴィアータ)。日本では原作小説『椿姫』と同じ「椿姫」(La Dame aux camelias/椿の花の貴婦人)のタイトルで上演されることが多い・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/椿姫_(オペラ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/椿姫_(小説)
椿姫 あらすじ -わかる!オペラ情報館
19世紀半ば、パリの裏社交界では、若さと美しさを武器に男から金を吸い上げる高級娼婦たちが騒々しく派手な生活を送っていた。いつも椿の花で身を飾っているマルグリット・ゴーチェはその中で最も美しく金使いの荒い女のうちの一人として有名だった・・・
http://www.geocities.jp/wakaru_opera/latraviata.html
http://www2.tbb.t-com.ne.jp/meisakudrama/meisakudrama/tubakihime.html
YouTube (33:01)
ヴェルディ《椿姫》第1幕全曲 マリア・カラス@スカラ座 (1955)
https://www.youtube.com/watch?v=FvpvCYaMgIE
オペラ対訳プロジェクトより、ジュゼッペ・ヴェルディ 《椿姫》第1幕をイタリア語日本語歌詞対訳字幕付きでお届けします。マリア・カラス、ジュリーニ指揮のスカラ座ライブです。
http://video.search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=appsfch2&p=椿姫
竹久 夢二
(たけひさ ゆめじ:1884年(明治17年)〜1934年(昭和9年)
日本の画家・詩人。本名は竹久 茂次郎(たけひさ もじろう)
数多くの美人画を残しており、その抒情的な作品は「夢二式美人」と呼ばれ、大正ロマンを代表する画家で、「大正の浮世絵師」などと呼ばれたこともある。また、児童雑誌や詩文の挿絵も描いた。文筆の分野でも、詩、歌謡、童話など創作しており、なかでも、詩『宵待草』には曲が付けられて大衆歌として受け、全国的な愛唱曲となった。また、多くの書籍の装幀、広告宣伝物、日用雑貨のほか、浴衣などのデザインも手がけており、日本の近代グラフィック・デザインの草分けのひとりともいえる。
彼自身の独特な美意識による「夢二式美人画」と呼ばれる作品の多くは、日本画の技法で描かれ(軸物や屏風仕立てで遺る)、また、洋画(キャンバスに油彩)技法による女性像や風景画ものこされている ・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/竹久夢二
魅惑のニッポン木版画 | 横浜美術館
http://yokohama.art.museum/special/2014/woodcut/e2.html
関西の椿の名所
http://hananomeisyo.sakura.ne.jp/kannsainotubaki.html
http://pugeore.way-nifty.com/nonsense/2008/04/
椿の名所
http://www.rakuzenn.jp/rz-honnwaka/rz-sannpomiti/rz-hanabetu/tubaki/meisyo.htm
西宮市 越木岩神社 「椿まつり」
http://www.nagominoniwa.net/sakuin/tsubaki25.html
照れまん君の俳句歳時記 「椿」 パートⅠ
https://gptelemann.wordpress.com/2008/11/16/照れまん君の俳句歳時記%E3%80%80「椿」%E3%80%80パートⅠ/
照れまん君の俳句歳時記 「椿」 パートⅡ
https://gptelemann.wordpress.com/2008/11/25/照れまん君の俳句歳時記%E3%80%80「椿」%E3%80%80パートⅡ/
ツバキ・椿・つばき|画像索引 花色・花形別 五十音順
http://www.nagominoniwa.net/list/list-top.html
【図鑑】世界のツバキの種類の画像一覧、全集
http://matome.naver.jp/odai/2132090831475517101
厳選写真集[日本種] 現在245件
http://tubakinosato.com/contents/gall.cgi?mode=1
日本から持ち込まれたヨーロッパ最古のツバキ
http://novajika.com/news/detail_spain.cgi?id=2803
スペイン語翻訳ネット スペイン情報/スペイン観光ニュース
咲くガリシア州。ポンテベドラ市で開催される国際ツバキ会議は椿に興味をお持ちの方 ならどなたでも参加できます。2014年3月06日~22日。 .... ガリシア州、リアス・ バイシャス地方・・・http://search.yahoo.co.jp/search?p=ガリシア州。ポンテベドラ市で開催される国際ツバキ会議&ei=UTF-8&fr=appsfch2
2014年ポンテベドラ国際つばき学会
http://www.esja400.com/jpn/congreso-internacional-de-la-camelia-en-pontevedra/
国際ツバキ会議・全国椿サミット
http://www.city.kurume.fukuoka.jp/1070sangyou/2020nourin/3110event/2013-0220-1113-575.html
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